SUN CRAFTS
ステンドグラス
& ハンドメイドクラフト

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暗闇茶会

-Tea for Creation-

2F ギャラリー展示作品
Titel『御茶箱再彩(おちゃばこさいさい)』
素材:茶箱・ステンドグラス・茶の木
 
かつては茶葉を保存する為に重宝され、今は役目を終えた時の重なりを感じる
茶箱たちにもう一度輝きと彩りを与えたいと思い、ステンドグラスを組み合わせた。
Sun craftsの工房スペースは、今は亡き祖父が使っていた茶工場をセルフリノベーションした建物。
天井には製茶機などを動かしていた大きな滑車などがそのまま残っている。
今も八十八夜の頃、お茶摘みが始まると工房も周りの茶畑や近所の茶農家さん
の茶工場から新茶の爽やかな香りが流れてくる。
その香りは、祖父がここで手揉みのお茶を作っていた頃の『この場の記憶』として
建物からも醸されているように思え、絵も知れぬ懐かしさと安心感を与えてくれる。
 
作品のベースをなった古い茶箱達は、静岡茶発祥の地と言われる足久保にある
(有)木藝舎さんがお茶問屋から引き取った沢山の茶箱の一部を使わさせて貰った。
木藝舎さんの保管場所には、広大なスペースの壁3面に高さ7〜8段に茶箱が積み上げられ、その空間はまるで無数の茶箱たちが何かを語りかけてくるかのように
感じた。
そんな茶箱たちの静かな聲にも耳を澄まし静岡の地に紡がれてきたお茶の歴史と
そこに関わってきた無数の人達の日々の営みに想いを馳せこの作品を作った。
 
 
 

 

茶の木 茶の実 茶の花

Size 340×340(mm) / 焼絵付け技法

チャノキ(茶の木、学名:Camellia sinensis)は、ツバキ科ツバキ属の常緑樹である。
かまぼこ型にならされた茶の木の列が山の斜面に沿って巡らされた茶畑が織りなす風景は静岡を象徴する美しい風景といえよう。
しかし、お茶の木は人が手を加えなければツバキなど他の常緑樹と同じように背を伸ばし葉を広げ大きく育っていく。
毎年10月を過ぎた頃から、白い花弁に輝く黄色の雄蕊と雌蕊を囲む可憐な花を下向きに咲かせる。受粉した花はやがて実を付け、新しい命を土に託していく。
そんな、お茶の木としての姿を板ガラスに絵を施す焼絵付けの技法で表した。
焼絵付け技法は、古く中世ヨーロッパからステンドグラスの基本的な技法として用いられていた。教会建築を彩るキリストや聖人たちの顔立ちや衣服などの細部を表す為に、ガラスの粉と顔料(色の成分の粉)を合わせた絵の具で絵を描き、焼き窯に入れて焼き付ける技術だ。
今回の作品では、茶の木のフォルムと茶の木や花の色を描き分ける為に、10数回の描き込みと窯に入れての焼き付けを繰り返している。
 

茶の苗

茶の苗 土 陶器(鉢)

Sun craftsの工房は祖父が代々受け継いできた茶畑が周囲を囲んでいる。
その茶畑がある事で今も変わらぬ里山の景色が保たれ、吹く風に漂う茶の香りに癒される。
茶畑の中を歩いていると、茶の木から落ちた種から小さな芽が出て新しい苗が育っているのを見つけた。
新しい命がここでも紡がれているのに気付き、そっと根を切らぬように土ごと掘り出し鉢植えに移した。
茶の木が、茶の歴史が、これからも芽吹き繋がれていく様にと、想いを込めて作品の中央に据えてみた。
 

茶の木文様

Size 340×340(mm) / ケイム組み・コパーテープ技法

常緑樹として一年を通じて緑色の葉を茂らせる茶の木の持つ生命力を
ステンドグラスの図案としてアレンジしてみた。
参考にしたのは、静岡が生んだステンドグラス作家の草分け・小川三知が手掛けた洋館の扉に嵌め込まれた花の模様のデザインの作品。
植物の伸びていく力強さを円形のフォルムの中で表した。
作品の正面の白い床には仄かにアンティークガラスの緑や青の色みが映り込みステンドグラスらしい効果が生み出され、展示空間にもその色の美しさと茶の木の命の息吹を感じさせている。
暗闇茶会 -Tea for Creation-

2020年11月7日(土)~11月23日(月・祝)10:00~21:00
静岡の茶文化とお茶の概念をテーマとし、
茶/プロダクト/伝統工芸/製菓の業界人とクリエーターが繋がり、
展示/インスタレーション/茶会を行います。
CCCならではのクリエイティブな展示と茶会でお茶の新たな価値を発見していただけることでしょう。
 
〈1F展示〉
あかり館(照明器具)
石川 文子/Atelier api(フクサとティーマット)
大西 ゆかり/あとりえ自遊時感(日本茶箱)
小山 瑞恵/書の部屋(書と掛け軸)
栗田産業(株)(錫の器)
柴田 寿乃/草花やHANDS(茶葉アレンジメント)
杉村 参郎/創心窯(陶器の茶器)
戸田 勝久/KOZOU HAKO STYLE(指物のトレー)
藤中 知幸/漆器製造販売・藤中(漆の皿)
前田 直紀/Naoki MAEDA ceramic studio (陶磁器)
(有)みやび行燈製作所(竹千筋の証明器具と花器)
百瀬 聡文/(株)挽物所639(挽物の器)
鷲巣 恭一郎/Washizu(茶染タペストリー/着物)

〈2F展示〉
秋山 清敏/(株)プログレス(ヘアーアート)
小塩 瀏蒼/一樹会(書道アート)
藤原 俊/Sun crafts(茶箱×ステンドグラス)
森 妙子(紙紐インスタレーション)
山田 ケンジ(ドローイング)
 

CCC暗闇茶会サイト
http://www.c-c-c.or.jp/schedule/2020/10/--tea-for-creation-.html
 


(有)木藝舎
http://www.mokugeisya.com
*茶箱提供
木藝舎さんの古い茶箱が欲しい方は、Sun crafsまでお問合せ下さい。
販売の仲介をさせて頂きます。